2009年12月03日

ファミコン復活修理(ディスクシステム編)

ファミコン修理ネタシリーズ?第4弾です。
今回はディスクシステムを自力修理した時のレポートを行ってみます(^ ^;
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子供の頃に遊んだ懐かしのディスクシステムを、久しぶりに動かそうとしても、殆どの場合、ドライブベルトが劣化しきっていてディスク上のゲームプログラムが読み込めないという悲しい現実に直面します(T_T)
ゴムベルトは使っていても使っていなくても、年月と共に劣化します(哀)

任天堂のサポートが終了している今となっては、修理は勿論、純正ベルトの入手さえ困難な状況ですが、ネットを調べてみるとディスクシステム再生の為の有益な情報が沢山見つかります。

純正のドライブベルトがなくても、ビニルテープで代用品が作れる!との情報を入手したので、私もやってみました(^ ^;
ファミコンパワーユーザーの方々に感謝ですねm(_ _)m

■ファミコン小市民■
http://fcs.main.jp/ (ファミコン小市民アーカイブス)

私の場合は、リンク先の情報とは少し違う方法でベルトを作りましたので、別バージョンと言う事で、作成方法を掲載しておきます(^ ^)

1)ビニルテープを24cmに切った物を2本作る。
  ※テープの長さは各自で微調整して下さい。

2)2本のビニルテープを半分(12cm)くらいずらして、接着面同士を貼り合わせる。
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↑テープを真横からみた図

3)残りの接着面を貼り合せて、輪っか状にする。
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4)ベルト幅が3mmになるように、定規とシャーペン等で真っ直ぐ線を引き、ハサミで真っ直ぐ切る。

5)あとはティッシュ等で綺麗に拭いて出来上がり。

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↑出来上がった手作りドライブベルト
こんな物でディスクシステムが再び動くようになるのか半信半疑でしたが、本当に動いてしまいました(爆)
24cm長で作った物を実際に装着してみると、ちょっと緩すぎな気もしたので、もう若干短めに作った方が良いのかも知れません。

極薄のゴムシートとゴムを接着できる接着剤を入手できれば、同じ要領でより本物に近いドライブベルトが作成できるかもしれません(未確認)

ドライブベルトが調達できたら、今度はベルト交換作業に移ります。

■Famicommunication!■
http://www.gsy.co.jp/~fam/ (修理部屋)

ベルト交換作業はこちらのサイトを参考にさせてもらいましたm(_ _)m
ベルト交換の作業を初めから終わりまで一つ一つ写真入で丁寧に解説されていて、非常に分かりやすかったです!

私の場合は、手持ちの六角レンチが単品のレンチではなく、複数サイズのレンチを1個にまとめた大きな物だったので、ヘッドタイミング調整の時に、シャフトを固定するのに非常に難儀してしまいました(汗)
事前に単品の六角レンチ(対辺1.5mm)を用意しておくべきでした…

あと、ヘッドタイミング調整後の動作確認の際に、作業工程7.で外した部品(ベゼル)を取り付けていない状態で、ディスクを読ませようとして「う・うごかない!!!」とか、非常にマヌケな事をしてしまいました(^ ^;

「メトロイド」は持ってない(昔、書き換えてしまったのが悔やまれます…)ので未確認ですが、「ゼルダの伝説」と「悪魔城ドラキュラ」はAB面とも正常動作しました。

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↑あんまり関係ないですが、ファミコン本体&ディスクシステムの取説なども発見できました(^ ^)

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posted by さかい at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム

2009年12月02日

ファミコン復活修理(クリーニング編)

今回は、ファミコンゲームカセットと本体側端子のクリーニングについてです。
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私が所有しているファミコン本体とゲームカセットは、押入れの中という悪環境で、長年ノーメンテで放置されていたという事もあって、カセットの接触が最悪の状態になってました(T_T)

ゲームカセットの端子は、クリーニング液(無水アルコール)と綿棒で掃除するのが基本ですが、なにぶん掃除しなければならないゲームカセットの数が多いので、クリーニング液も綿棒もそれなりの量が必要になってしまいます。

そこで「ゲームカセットの端子を水と食器用洗剤で洗う」と言う、よりローコストかつハイリスクなクリーニング方法で済ませてしまいました(爆)
水と洗剤で洗うと言っても、水を直接かけて洗う訳ではないですが、いずれにしても一般的にはオススメできない、禁じ手的手法です(^ ^;

手順−1
まず先にカセット外側を掃除します。
カセットに貼られているラベル類は、フチの部分が水を吸ってシミになる事があるので、乾拭きがベストですが、あまりに汚れの酷いカセットは、水ぶきしないとなかなか綺麗になってくれません。
水ぶきする場合は、思いっきり固く絞った濡れた布に食器用洗剤をなじませて、掃除します。
最後に、乾いた布やティッシュ等でしっかり拭き取ります。

手順−2
カセット外側を掃除した布とは別の布を用意して、同じように水で濡らして思いっきり固く絞ります。
そして食器用洗剤を付け、カセット端子を拭きます。
布に汚れが付かなくなるまで、拭き掃除を繰り返します。
特に隅の方(両端の部分)は拭き残しが出やすいので、特に重点的に拭いて下さい。

手順−3
ティッシュやトイレットペーパー等で、水分や洗剤を完全に拭き取ります。
水分が残っていると基板が錆びる原因になるので、念入りに!

手順−4
ティッシュ等の削りくずや、カセット内部に入り込んでしまった水分や洗剤を「掃除機+細口ノズル」で吸出します。
掃除機の吸い込み口は静電気が発生しやすいので、端子に近づけすぎないように注意して下さい!

手順−5
一晩ほど放置して完全に乾燥させればクリーニング完了です。

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ちなみに、クリーニングの済んだカセットは、チャック付きのビニール袋に入れておきました。
ゲームの外箱が残っている場合は、別の所に保管するのがオススメです(^ ^)

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↑チャック付き収納袋(17cm x 12cm)

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↑手持ちのファミコンゲームの中で最も大きい「信長の野望 全国版」を入れてみたら、ピッタリ過ぎてちょっときついです(汗)

一方の本体側のカセットコネクターの方は、なかなか良い掃除方法が思い付かないのですが、適当な厚みになるように折り畳んだ紙に、クリーニング液を付けて、カセットコネクターに出し入れして掃除しました。
RCAコネクタやACアダプターの差込口の掃除に威力を発揮する赤ちゃん用?の極細綿棒もカセットコネクターの掃除には太すぎるようです。
クリーニング効果は絶大なんですが、コネクターピンが寝すぎてしまうので、使わない方が無難でしょう。

あと中古ゲームを買った時などは、必ずクリーニングしてから使うようにして、汚れたゲームカセットを本体に挿入しないようにすれば、クリーンな状態を長く維持できると思います(^ ^)

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posted by さかい at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム

2009年11月30日

ファミコン復活修理(ACアダプター編)

前回のファミコン修理ネタの続きです(^ ^;

押入れの中から、ファミコン用ACアダプター2個を発見したのですが、うち1個は全く電圧が来ていない状態で、使えませんでした。

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↑ファミコン用ACアダプター
(左)任天堂純正 HVC-002 =故障=
(右)HORI HA-7

ファミコン本体の他に、ディスクシステム用にもう1つACアダプターが欲しい所なので、ダメ元で修理を試みました。

ACアダプターのケースを留めているネジを回す為の適当な工具がなかったので、電動ドリルで強引にこじ開けてしまいました(汗)
そして中を見てビックリ!思いもよらない悲惨な光景が広がって?いました。
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あろう事か、整流用のダイオードが焦げて墨のようになってます(怖)

ヒューズ(PTCサーミスタ?)も死んでるようで、導通がありません。
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回路的には、センタータップ付きのトランスに、2個のダイオードを使用した、全波整流回路になってます。
幸いトランスやコードは問題なさそうなので、焼け焦げたパーツの残骸を取り除き、手持ちの廃品パーツから、ダイオードと電解コンデンサーを見繕って、接続しときました(^ ^;
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さすがに代わりとして使えるようなヒューズは持ってないので、とりあえず応急処置的に、ヒューズレスで直結してしまいました(爆)

長時間使用は怖い感じですが、ファミコン本体用としても、ディスクシステム用としても特に異常なく快調に動作しました(^ ^)

無理やりこじ開けられたACアダプターのケースは、ドリルによって破壊され、ネジ止めが効かないので、ビニルテープで巻いてくっ付けました(^ ^;
いくらダメ元とは言え、後先考えてない破壊的作業に、ちょっと後悔してます…(汗)

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posted by さかい at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム

2009年11月23日

ファミコン復活修理

最近テレビで、WiiのニュースーパーマリオブラザーズのCMをやっていたりするのを見ると、CMの意図とは全く別な方向で、昔、子供の頃に遊んだ「ファミコン」が無性にやりたくなってしまいます(^ ^;

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↑復活させたファミコンで初代スーパーマリオ稼動中の図

そういえばうちの押入れにも、ファミコンがしまい込まれていたなぁと言う事で、押入れ内を探索したら、ファミコン本体2台、ディスクシステム1台、ACアダプター2個、ゲームカセット38本、ディスクゲーム5枚が見つかりました。
意外と沢山ファミコンゲーム持ってたんですね(^ ^;
残念ながら、ディスクシステム専用ACアダプターは見つかりませんでした。

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↑押入れ内からサルベージされたファミコン類
この写真に写っているファミコン本体は、学生時代にゴミ捨て場で偶然見つけたモノだったりします(爆)
完動品のファミコンを捨てるなんて勿体ない事するなぁと思いつつ、ありがたく使わせてもらいました(^ ^;

写真には写っていないもう1台(私が元々持っていたファミコン)は、黄ばみが酷いので、ケースを丸洗いする為に、バラバラに分解されてます。
結局、水と洗剤で丸洗いしても全く綺麗になりませんでした(哀)

外観はさて置き、昔のように電源を入れるだけで普通に動く状態にメンテしておかないと意味がありません。
うちのファミコンでは、次のような箇所がダメになってました。

1)ACアダプターが死亡。
2)ACアダプターの本体側の差込口(コネクター)の接触不良(錆び?)
3)IIコントローラーのマイクボリュームスイッチの接触不良(OFFにならない)
4)ディスクシステムのドライブベルト劣化


それから故障ではないのですが、根本的な問題として、我が家にはパソコン用のディスプレイ(DELLのUltraSharp 2001FP HAS)しかないので(テレビは持ってません(^ ^;)、RF接続はできません。
なのでAV化改造(ファミコンにビデオ端子を付ける)は必須作業です。

あとは定番と言うかなんと言うか、ゲームカセットの接触が相当悪くなってるので、本体側もゲーム側も、ひたすらクリーニングあるのみですね(^ ^;

その辺りの修理&改造&メンテナンス作業も、また後日レポートしたいと思います。

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↑ディスクシステムも修復しました。

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↑ゼルダの伝説の滝が流れるタイトル画面が懐かしい〜(T-T)

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posted by さかい at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム

2009年09月11日

「GT FORCE Pro」分解

ゲーム機といえば、かつては初代ファミコンくらいしか持ってなかった私ですが、当時なにかと話題になっていたレースゲーム「グランツーリスモ4(GT4)」をプレイしたいが為に、PS2を買ったクチです(^ ^;
ファミコンの次はMSXパソコンに移行したので、ゲーム専用機にはかなり疎くなってたんですが、レースゲームもここまで進化したものを見せられると、興味をそそられずにはいられなかったと言う訳です。

GT4を楽しむならハンドルコントローラは是非用意したい所ですが、私が愛用している「GT FORCE Pro」は、1年ちょっと使った辺りで、ペダルの調子が変になってきました。
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アクセルペダルは、底まで踏み込んでも全開にならず、ブレーキは踏んでなくても、微妙に引きずってしまいます(T-T)
どうせ保障期間も切れてるので(非常に微妙なタイミングでしたが…)思い切って分解してみました。

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↑ペダル部分を分解!大量のグリスでべとべとでした…

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↑ペダルの踏み込み具合を検出する為の可変抵抗(ボリューム)

グリスを拭き取って、ペダルに付いている可変抵抗を手持ちのクリーニング液で洗い、再び元通りに組み立てると、正常に動くようになりました。
グリスが可変抵抗内に入り込んでいるのかも知れません。
クリーニングした時は一時的に直るんですが、しばらくするとまた再発します(T_T)
完全に治すには、この可変抵抗を新品に取り替えるしか無さそうです…

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posted by さかい at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム