かつての愛用マシンだったMSXパソコン(
Panasonic FS-A1 WX)ですが、ずっと前にFDDが壊れて以来押入れにしまい込んだまま長年放置されてました。

うちのMSXのFDDは、ヘッドキャリッジの位置決めが狂い、データが読み込めない状態になっていたので、ベルト交換だけでは回復させる事はできません。
そこで、壊れたFDDごとDOS/Vパソコン用(AT互換機用)のドライブに換装するという荒療治?を行いました。
ブラックボディーのMSXにアイボリーカラーのFDDがなんともミスマッチですが、カスタムマシンっぽい雰囲気を醸し出していて、結構気に入ってます(^ ^;

MSX本体のプラスティック筐体に角穴をブチ開ける必要がありますが、ドライブの寸法やネジ穴の位置はMSXのFDDもAT互換機のFDDも共通で、思いのほか綺麗に収まりました。
と言う訳で、動作確認も兼ねて、昔懐かしいMSX環境を久々に堪能してみました(^ ^)
MSXはエミュレータで使う事はあっても、実機を使うのは10年ぶりくらいかも知れません…
まずは手始めに、私が所有している市販ゲームの中で最も新しいゲーム。ファミリーソフトの「
MSXトレイン2号(MSX-TraiN.2)」を立ち上げてみました。
っていきなり怪しげな映像が出てますが(爆)、エロゲーとか美少女ゲームの類じゃないですよ(汗)

なんだか色々と事情があって発売禁止になった、幻のゲームです(^ ^;
基本的にADVやクイズ等のミニゲームの詰め合わせなんですが、鉄道に乗って各駅を移動しながらミニゲームを見つけて行くといった構成になってます。
当時は気付かなかった、ツッコミの冴え具合が新鮮でした。
今度は逆に、MSXで一番最初に買ったゲームを立ち上げてみます。
コナミの「
F-1スピリット 3Dスペシャル」です。

DISK1は正常に起動。MSX2+で追加されたYJKモードを使って表示されるオープニンググラフィックを久々に拝んでみます(^ ^;
そしてDISK2に入れ替えて、レーススタート!と行きたかったところですが、一向にゲームが始まってくれません。
隙を見てディスクを取り出し、シャッターを開けてチェックしてみると、案の定!磁性体面にカビが!!
カセットデッキのヘッドクリーニング液(無水アルコール)を綿棒に付けて、ディスクの磁性体面を丹念に掃除したら、再び動作するようになりました。
やっぱり押入れ保管は良くないですねf(^ ^;

↑鈴鹿サーキット?を爆走中の様子(^ ^;
当時主流だった擬似3Dタイプのレースゲームです。
意外とFM音源のBGMがカッコ良いです。
MSX一番の醍醐味といえばやっぱりオリジナルゲームの制作でしょうか。
と言う訳で、作りかけで放置されたままになっていたゲームのプログラムリストを覗いてみます。

BGMのループ再生などにバグが残ってますが、概ね快調に動いてます。

このゲームの内容は
■こちらのページ■で紹介していたりします(^ ^;
ちなみにMSXのフロッピーディスクのフォーマットは、Windows(MS-DOS)と共通なので、データのやりとりも容易です。
例えばこんな感じでJPEGファイルを表示させたりできます。(さすがに8bitマシンでJPEG画像の展開は荷が重いですが…)

ところで、MSXにAT互換機用のFDDを接続する場合に問題になるのが、AT互換機用のFDDには、
Ready信号が無い!という事でしょう。
とりあえず、Ready信号をGNDに落とす事で対処(常時Ready)しましたが、ディスクが挿入されていない状態で、ディスクアクセスに行くと、アクセスランプが点いたまま、固まってしまう問題が発生します。
例えば、BASICを起動したい場合は(起動ディスクじゃない)ディスクを挿入して立ち上げる必要があります。
あと今回のバラシでFDD以外にも問題が見付かりました。
電源周りの電解コンデンサが液漏れしてしまってます。※
メインPCのマザーボードと言い、電解コンデンサの液漏れにはつくづく苦労させられますが、1988年製のこのパソコンでは液漏れしてても致し方なしと言ったところでしょうか…
被害が広がらないうちに修理しておきたいポイントですね。
※(追記)
コンデンサの底部と基板の間に茶色の塊が付いていたので液漏れしてる!と思ってたんですが、これは液漏れじゃなくコンデンサ固定用の接着剤なのかもしれません。

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